病院と聞いて良い気持ちのする人は少ないと思います。
どうしても痛い、怖いという感情や死ぬという暗いイメージがつきまといますよね。
今回は病院から逃げる夢や病院の先生が出てくる夢など、あまり楽しい夢ではありませんが、そのメッセージについて解説したいと思います。
私たちの夢の中で病院は何のシンボルとして登場しているのでしょうか?
夢占いとしての意味をしっかり理解して日常生活に生かして下さい。
病院が出てくる夢を見た体験談も記載しますので最後までお見逃しなく!
夢の中で病院がシンボルとなって現していること
私たちは身体の不調を感じると、その原因を探り治療をするため病院に行きます。
その病院が夢の中に現れるのは、貴方の心がヒーリングを必要としている状態であることを示しています。
体の不調と違い、心の不調は自覚するのが難しいばかりか、たとえ自覚していてもそれを認めたくないという本能が働きます。
その為病院というシンボルが現れ、貴方に癒しを獲得するようメッセージを送っているのです。
病院で死ぬ夢の意味
病院で死ぬ夢と聞くと悪い予感がするかもしれませんが、実際に病気である場合はほとんどありませんので安心して下さい。
病院で死ぬというのは現在進行形で捉えるのではなく、病院で死んだ夢というように過去形で捉えると、夢の解釈がしやすくなります。
というのも、病院がシンボルとして現しているのは貴方の心が癒しを必要としていることでしたよね?
そこに死ぬという要素が加わると、過去のトラウマや悲しみが原因で今も心に傷が残っている状況と解釈されます。
言い換えると「貴方の心はあの時一度死んだまま、まだ復活できていませんよ」という夢からのメッセージなのです。
貴方自身もそのことを自覚しているのではありませんか?
誰でも触れたくない心の傷というのはあるものですが、それをそのまま放置していると取り返しのつかないことになる場合もあります。
勇気を出して向き合ってみてはいかがでしょうか?
自分の心をうまく言語化できなかったり、真正面から向き合うのが怖いという人は非言語のヒーリングにトライしてもいいかもしれません。
私自身、心のモヤモヤを上手く表現できないもどかしさや、思ったように相手に伝わらない悔しさを味わったことがありますが、箱庭療法という心理技法に出会って深層心理を紐解いていくことができました。
心のわだかまりが体にまで影響し始めている時期だったので、この出会いに本当に救われました。
馴染みがないという人は、まずこの本で体験してみてください。
箱庭療法によってどういった体験ができるのか、とてもわかりやすく記載されているだけでなく、病を抱えている人だけの為のものでないことがよく分かります。
みなさんが思っているよりもずっとプロに相談するのは敷居が低いものですよ。
病院から逃げる夢の意味
病院から逃げるのは、貴方のせっかちな心情を現しています。
本来、人は疲れたらサボりたくなったり、リフレッシュしたくなる生き物ですが、仕事人間と呼ばれる人がいるように仕事をしていないと調子が悪いという人もいます。
貴方はまさにその状態で、心が麻痺している可能性があります。
周りの人から見ると常にハイテンションで、ちょっと近寄りがたいと感じている人も少なくないようです。
貴方にとっては勇気のいることかもしれませんが、休むのも仕事の内と捉えて休むことに慣れて下さい。
体の事を掘り下げると、貴方は体のアクセルである交感神経が優位になりすぎており、ブレーキの役割をする副交感神経が劣勢であるようです。
この2つのバランスが貴方の健康にとっていかに大切か理解して下さい。
もう少し理解を深めたいという人にお勧めの本があります。
この体のアクセルとブレーキのバランスについて、漫画でわかりやすく解説してあります。
なぜ今までこの事を勉強してこなかったのか、中学・高校での必須科目にしても良い位に重要な事だと個人的には感じました。
知っている人と知らない人では、暮らし方の質そのものに大きく差が出ると思います。
病院の先生が現れる夢の意味
病院と一緒に先生が現れる夢を見た貴方はラッキーです。
現実世界と同様で、貴方の心の具合を理解し、癒しを提供してくれる人が近々現れるでしょう。
そしてそれは恋人である可能性が高いです。
今フリーの人は間もなくそういう人が現れますし、パートナーがいる人はこのことによって2人の仲はより深いものになるでしょう。
病院から逃げる夢を見た私の体験談
先程仕事人間の話をしましたが、実は私もそこに分類されるような働き方をしてしまっています。
一つのことを始めたら、とことんやらなければ気が済まず、自分の目標に到達するまで走り続けてしまう傾向があるのです。
神経が高ぶっていつも元気ハツラツで、夜になっても眠くならず自分の体を労わるということを忘れていました。
そんな状態の時、病院から逃げ出す夢をよく見ていたのです。
体に悪いところも見当たらないのに、なぜそんな夢を見るのだろうと不思議に思っていましたが、今思うと夢からの「休みなさい」という警告だったことがよく分かります。
というのも、その意味を理解していなかった私は、多忙な生活を続け、自律神経失調症と診断されました。
その後2年間ほど薬を飲む生活に陥ってしまったのです。
その渦中にいるときは、なかなか自分の状況を客観視できないものですね。
皆さんもこの夢を見たら、少し大げさすぎるくらいに捉えて対応することが必要だと思います。
最後に
いかがでしたか?
夢の中で現れる病院は、現実世界の役割とあまり差がなかったですね。
体の定期健診があるように、この機会に心の健康チェックをしてみるのもおススメです。
カウンセリングを受けてみたり、もう少し気軽にという人は、心理テストをしてみるのもいいかもしれません。
毎日気持ち良く過ごせるように、心のメンテナンスもしてみて下さいね。