子供の頃、壁を登る遊びが流行っていたことを覚えています。
大人になった今となれば気軽に登ることもできませんよね。
現代の子どもたちは、テレビゲームなどの遊びが主流で、壁を登るなど考えられないでしょう。
壁にぶつかることも、壊すこともありましたが、今となればよい思い出です。
あなたはストレスが溜まった時、思わず家の壁を殴ることもあるのではないでしょうか。
隣から苦情がこないようにだけは、気をつけたいものです。
今回は壁にスポットを当てた夢の解釈を、体験談を交えて詳しくご紹介していきます。
壁がシンボルとして現れる夢の意味とは
壁が夢に現れるのは「能力」、「対人関係」や「精神状態」などを暗示しています。
あなたの家の壁は広いでしょうか。
壁が狭く窮屈な場所にいるだけで、押し付けられるような重苦しさを感じてしまいますね。
人間関係がうまくいっていない時などは、まるで自分の目の前に見えない壁が立ちはだかっているかのようです。
自分自身の精神状態が作り出しているまぼろしの壁が、そこには存在しているのかもしれません。
そう考えると少し面白いような感じがしますね。
以下で、シチュエーション別に違う壁についての夢占いを、詳しく見ていきましょう。
壁を登る夢の意味とは
壁を自由に登ることができる生き物といったら、トカゲぐらいでしょうか。
ロッククライミングのプロなら、可能かもしれませんよね。
夢の中で壁を登るのは、これから先、あなたが乗り越えなければならない課題が待ち構えていることを暗示しています。
壁はスムーズに登ることができていましたか。
登っているときに、何かに足を取られたり、体の自由が利かないと感じていたなら、あなたを待ち受けている課題はとても難しいものであることを意味しています。
時間はかかるかもしれませんが、一生懸命努力することで、いずれはその壁も乗り越えることができるでしょう。
また、あなたに本当の実力が身につくことも表しています。
壁を壊す夢の意味とは
垣根を作り直す時の、壁を壊す作業が面白くてよく見ていた思い出があります。
夢の中で壁を壊しているのは、今まで窮屈さを感じていた方の場合、これから先あなたの人生が開けてくることを暗示しています。
壁を壊しているのが自分自身だったなら、あなたは自分の実力で、物事を強行突破できる人物なのでしょう。
壁を壊そうとしているのになかなか壊れなかったり、自分で怪我をしてしまっていたなら 、あなたにはまだ実力が足りていないことを意味します。
今現在抱えている悩み事は、しばらく解決の糸口はなさそう。
見ているだけなのに自然と壁が壊れるのは、あなたが何もしなくても周りの状況が好転してくることの暗示です。
この場合、もう少し積極的に動いてもよいかもしれません。
壁を殴る夢の意味とは
怒りに任せて、思わず壁を殴るなどしたことは誰でもあるでしょう。
夢の中で壁を殴るのは、思い通りにいかない物事に対して、あなたがかなりストレスを受けていることを暗示しています。
その悩みは人間関係に関する場合が多いでしょう。
周りとのコミュニケーションの図り方が分からずに、自分でもどうしてよいのかわからないのかもしれません。
心の中の不安や焦りを、壁を殴る行動をとることで解消していることもあるでしょう。
壁を殴ってスッキリしていたなら、あなたの悩みは近いうちに解決できる兆しです。
壁にぶつかる夢の意味とは
考え事をして歩いていると、壁にぶつかるかもしれないから注意をしなさいと言われたことがあります。
夢の中で壁にぶつかっているのは、あなたがこれから先、周りの人たちと意見が衝突する出来事があることを暗示しています。
壁にぶつかり大怪我をしていたなら、激しい口論に発展する可能性が高いでしょう。
この夢を見る時期には、言動には十分注意をしてください。
あなたの発言が誤解されやすい時期でもありますので、特に営業職をしている方にとっては、要注意です。
怪我がすくなく無事にすんでいたなら、なんとか周りの意見をまとめることができることを意味しています。
「アサーション」という言葉を聞いたことがありますか?
コミュニケーション手法・考え方の一種で、自分の意見を相手にぶつけるのではなく、自分も相手も気持ちよく自己表現をするといったイメージです。
「いつも相手に嫌な思いをさせてしまう」「言いたいことがあるけど相手の気持ちがわからず、コミュニケーションがうまく行かない」など、思い当たることはないでしょうか。
以下の本では臨床心理学の観点から、このアサーションを基本的なところから解説してくれ、日常で使えるレベルまで身に着けることができます。
コミュニケーションがうまくいけば、人間関係が変化し、あなたの周りも劇的にいい方向に向かうでしょう!
壁を登る夢の体験談
会社で難しいプロジェクトに参加していた時期の出来事。
私は夢の中で壁を登っていました。
そんなことは本当に久しぶりで、まるで子供時代に帰ったかのような気分です。
壁はとても高い様子でしたが、それでもスムーズに登ることができます。
無事に登りきったところで、夢から目覚めました。
夢のおかげで気分がリフレッシュできていたのかわかりませんが、その日の仕事はスムーズに片付けることが出来たのです。
その日から、会社から遅く帰宅した夜などには、時々壁を登る夢を見ます。
それが本当に面白いのです。
周りの協力のおかげもあって、 本来なら時間がかかるであろうとされていたプロジェクトでしたが、納期よりも早めに完了することができました。
プロジェクトメンバーに恵まれたのも、夢のおかげなのかもしれないと感じています。
最後に
壁のシンボルは、障壁や課題といった、そのイメージ通りの解釈ができましたね。
あなた自身の乗り越えるべき壁、人生がスムーズにいかない原因は何でしょうか?
忙しい毎日に追われて、文字通り壁に囲まれた袋小路に迷い込まないようにしたいですね。
一度人生を振り返って、今いる場所、進むべき方向が合っているのかを確認してみるいい機会かも知れません。
夢があなたに伝えてくれるメッセージを見逃さないようにしましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。