子供の頃、屋根や屋根裏で遊んだ経験のある人はいませんか?
屋根は高いので子供が落ちる心配をする大人たちから、登ると怒られた経験がある人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな屋根がシンボルとして出てくる夢占いについて解説します。
屋根から飛び移る夢や、屋根裏から逃げる夢、また屋根のない家に住む夢などについても体験談を交えて解釈していきますのでどんな意味が込められているのか、最後まで読んでみてください。
目次
夢の中で屋根がシンボルとなって現しているもの
屋根はあなたのプライドを表現しています。
誰でも生きていくためにプライドを持つことは必要ですが、その持ち方には工夫が必要ですよね。
自分を高めてくれるプライドもあれば、「あの人はプライドが高いよね」というようにマイナスの形容として使われることもあります。
プライドというのは防衛本能の一つでもあり、無意識に働いている場合が多い為、この屋根や屋根裏というのは夢に出てきやすいアイテムなのです。
無意識と夢は深い関係にあります。
シチュエーション毎に解説していきますので、自分の夢と照らし合わせながら読み解いて下さい。
屋根裏から逃げる夢の意味
屋根裏は日常生活で利用頻度の低い品物を収納する場所です。
過去には使っていたけど、現在の貴方には必要の無い物。
それが収納されている屋根裏から逃げる夢は、触れられたくない過去やトラウマを象徴しています。
誰にでも触れられたくない過去というのはあると思いますが、その扱いには慎重でなくてはいけません。
身体症状がでるようなトラウマであればプロの力を借りて癒していく必要があります。
ただ、トラウマで一番厄介なのは、本人がその存在に気がついていない場合が多いことです。
ちょっと嫌な思い出、程度に考えているものも、立派なトラウマとしてあなたを縛り付けていることがあるかも知れません。
病名をつけた途端に悪化するのは良くある事ですが、根本治療のためには必要な確認作業です。
この夢を見た貴方にとっては少し辛い作業かもしれませんが、ちょっとでも夢にひっかかりを感じたら自分の心を探る機会を設けてみてください。
屋根に登る夢の意味
屋根に登る夢は貴方のプライドがプラスに働き、成功を収める吉兆です。
この夢を見た人は、素直さと謙虚さを持ち合わせており、それが成功の秘訣であることが多いようです。
経験があっても学ぶ姿勢を忘れず、また人の意見にも耳を傾けられる柔軟性を持ち合わせている状態です。
今の感触を忘れずにそのまま進んで下さい。
屋根がない家に住む夢の意味
屋根がない家を頭にイメージしてください。
雨が振り込み部屋の中はずぶ濡れ、晴れた日は直射日光を避けられず温度調節もままなりません。
快適とは言いがたい状況ですよね。
この夢を見た貴方の置かれている状況はまさにそんな状態です。
屋根に投影される自分を守ってくれる存在がいないことを表しています。
ここで重要なのは守ってくれるのは他者ではなく、自分自身ということです。
しかし今の貴方はそれが出来ないほどに、自分に対する誇りを失っています。
もしかすると何かで失敗したり、孤独を感じている状況かもしれません。
でも自分を守れるのは自分以外にいないことを思い出してください。
黙っていても誰も助けてくれません。
自分からアクションを起こさない限り状況は何一つ変わりませんよ。
屋根から子供が落ちる夢の意味
この夢は貴方の高すぎるプライドを現しています。
子供は夢の中で、貴方自身の投影となって現れることが多いのですが、屋根から落ちるという状況はプライドの高さが邪魔をして失敗をしてしまうことを暗示しています。
まさに足を滑らせてしまう状況ですね。
プライドが高いというのは悪いことではありませんが、使い方を間違えると周囲から誤解を受けたり、新たな発見を妨げたりしてしまいます。
この夢を見た貴方は、まずは他人の意見にゆっくり耳を傾ける余裕を持つように心がけてください。
もともと自分に自信がある貴方ですから、周囲を味方につけることができれば怖いものはありませんよ。
屋根から屋根に飛び移る夢の意味
この夢を見た貴方の心理状態を良く表現すると「柔軟性がある」ですが、悪く表現すると「一貫性がない」「いい加減」ということができるでしょう。
そして残念ながら悪い表現の方に傾いている状況です。
屋根がシンボルとして表現しているのは貴方のプライドでした。
貴方はプライドが傷つけられているわけでも、高すぎるわけでも、持てないわけでもなく、自ら進んでそういったものとは無縁の生き方をしているようです。
それはそれで自由で良いのですが、例えば家族を守る時や、仕事の責務を果たす時にはある程度のプライドがある姿を周囲は望んでいるようです。
ここぞ!と言う時(そのタイミングは今来ているようですが)はプライドを見せつけるくらいの強い気持ちで事に当たるようにしてみてください。
きっと貴方の周囲からの評価もあがるはずですよ。
屋根がない家に住む夢を見た私の体験談
私が管理職についていた頃、部下のマネージメントが上手くできずに多数の退職者を出してしまうという経験をしたことがあります。
新卒者が数十名入ってきたのですが、もともと平和主義者な私は指導することが苦手で、部署内の雰囲気をダラけたものにしてしまったのです。
それが部下のモチベーションを下げることになってしまい、やる気を見出せなかった彼らはバタバタと会社を辞めていきました。
私は非常に辛くどうしていいかわからなかったのですが、部下の退職は自分の恥だと思っていたので、誰にも相談できず1人で抱え込んでいたのです。
ちょうどそんな時期にこの夢を見ました。
私はマンションに住んでいたのですが、最上階にある部屋は屋根がなく空が見えました。
雨は降っていなかったのですが、照りつける太陽で部屋の中はサウナのような状態になり私は暑さと喉の乾きで息苦しさを覚えていました。
あの時の焼かれるような辛さは今でもその感触を思い出せるくらい鮮明に覚えています。
自分の心象風景がそのまま夢に現れた出来事でした。
最後に
いかがでしたか?
体験談を読んで頂ければわかりやすいと思うのですが、やはり夢の中で感じた辛さや居心地の悪さというのは、そのまま心象風景である場合が多いようです。
今回のシチュエーションに限らず夢の中でそういう思いをした場合は、その夢をきっかけに自分の状況を見直す必要がありそうですね。
皆さんも夢の中で感じた感触を大切にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。