日常生活の中で、車椅子を目にする機会は少なくないと思います。
学校の体験学習の中で、車椅子に乗ったり、友達の車椅子を押す経験をした人もいるのではないでしょうか?
歳をとって誰でもいつかは老人になりますし、若い人でも不意の事故によって、車椅子が必要になることもあるかもしれません。
そう考えると、車椅子に乗ることは他人事ではありませんよね。
今回はそんな車椅子の出てくる夢について、体験談を含めて解説していきます。
目次
夢占いのシンボルとして車椅子が現していること
通常私たちは二足歩行しています。
車椅子に乗るのは、病気や怪我でそれが叶わない時ですよね。
車椅子にはタイヤが付いていますので、二足歩行と比較して、より早いスピードで移動することが可能となります。
このように、なんらかの事情によって日常とは異なるスピード感を体験している違和感は、貴方の心のざわつきを象徴しています。
不安定さと言い換えても良いかもしれません。
少し抽象的な表現ですが、場面ごとに解説していきますので読んでみて下さい。
車椅子を押す夢の意味とは
車椅子を押す夢をみた貴方は、今、気力が充実しています。
車椅子という、重力感のあるものを押すというパワーは相当なものです。
ただし、そのパワーは今他人に向かって悪い方向に発揮されています。
パワーが悪い方向に発揮されている時に注意すべきことは、パワハラ、モラハラの加害者になっていないかです。
心がざわざわして落ち着かない状況はイラつきを招き、周囲の人に八つ当たりしてしまう可能性があります。
こういった時は、まず生活リズムを立て直すことを意識して下さい。
心と体は繋がっていますので、十分な睡眠時間の確保と1日3回の食事をきちんと取るだけでも心はすっきり落ち着いてきます。
友達の車椅子を押す夢の意味とは
貴方が押している車椅子に友達が乗っていた場合、貴方はその友人から、何らかの決断を迫られている状況にあるようです。
AかBというような分かりやすい選択肢がある場合は単純ですが、どうやらそういった単純な問題ではありません。
例えば、相談事を受けていながら聞き逃していたり、借りたものを返さずに借りっぱなしになっていたり(そしてそのことを貴方は忘れています)、その問題の認識すら貴方には無いようです。
一方で、友人はずっと貴方のリアクションを待っています。
貴方がこのまま、ないがしろにしてしまうと、このことが原因で友人関係は破綻してしまうでしょう。
その友人との最近のやりとりを思い出して、忘れていることがないか確認してみて下さい。
貴方の多忙すぎる毎日が、大切な人とのコミュニケーションを希薄なものにしてしまっている可能性があります。
自分にとって本当に大切なものは何なのか、生活スタイルの見直しも必要です。
事故が原因で車椅子になってしまう夢の意味
事故の夢は予知夢であることが多いです。
つまり現実世界で文字通り事故に遭う可能性があります。
このような解釈をすると、あまりにも心配しすぎて過度に外出を控えたりする方がいらっしゃいますが、それでは本末転倒です。
夢のせいで、現実世界が生きにくいものになってしまっては意味がありません。
「普段何気なく運転している道」や、「スマートホンを見ながらの歩行」など、なんとなくしていることに、注意を払うだけで十分です。
注意散漫になっていることへの警告と捉え、夢からのメッセージをお守りとして活用して下さい。
他人が車椅子に乗っている夢の意味
車椅子という心のざわつきを象徴するものと、他人が一緒に現れた夢は、貴方の「無関心」を表現しています。
ポイントになるのは、あなたは他人の何らかのトラブルを認識しているということです。
認識していながら、それを無視しています。
もちろんこれは貴方自身のトラブルではありませんので、余計な首を突っ込まないのも一つの方法です。
野次馬根性で色々詮索する人と比べたらスマートなやり方とも言えます。
しかし、周りからは貴方が冷たい人間に写っているようです。
ちょっと面倒ですが、学校や職場の比較的近いところでトラブルが発生しているときは、自分ができる最小限の事でも手助けが必要ですよね。
円滑な人間関係を維持するためにも、少し関心を向けてみてください。
ただし、関心の向けすぎにも注意してください。
家族以外であなたと誰かの境界線が曖昧になりすぎると、苦しくなるときが必ずやってきます。
職場の人間関係が良すぎるが故に、私がそうでした。
他人のことが気になりすぎたり、逆に踏み込まれすぎたりして、パーソナルな領域がわからなくなってしまったのです。
そんな時改めて考え直させてくれたのが以下の本です。
上司のマイクロマネジメントにうんざりして疲弊している人も、ぜひ読んでみてください。
きっと考え方が変わって、楽になりますよ。
老人が車椅子に乗っている夢の意味
この光景を夢の中で見た人は、退屈を感じている人です。
そもそも老人が夢の中で表すのは、「単調でありながらも穏やかな時の流れ」ですが、その老人が車椅子に乗っているという光景は、単調や穏やかさを通り越して、退屈であることを暗示しています。
そしてこれは夢からの叱咤激励と捉えてください。
退屈を感じている場合ではない、貴方にはやるべきことが山ほどあるという意味です。
ちょっとダラけた生活を自覚している人が見る夢のようですね。
自分でも最近怠けているなと感じていませんか?
この夢を見たら黄色信号と捉え、今すぐ行動して下さい。
他人が車椅子に乗っている夢を見た私の体験談
これまでに車椅子に誰かが乗っている夢を見たことは数回ありますが、自分自身全く意味がわかりませんでした。
しかし、今回解釈するにあたり自分でも色んなことが明確になりました。
というのも、私は周囲の人に対する興味関心が薄い方で、我関せずという考えで生活してきました。
このスタイルが良い印象に傾けば、「口が堅く秘密を守れる人」という評価になるのですが、悪い方向に向かうと「周囲に無関心な人」になるということを今回初めて気がつきました。
特にビジネスシーンでは、仕事に関すること以外のおしゃべりには自分から参加しません。
そのため同僚の家族が病気で入院したり、プライベートな悩み事を抱えていてたりしても私は知るはずもなく、思いやりの言葉一つもかけることができていませんでした。
今にして思うと、「冷たい人」「取っつきにくい人」になってしまっている私に対して、夢が警告を与えてくれていたと思います。
気が付くのが遅かったかもしれませんが、今日から少しでも変われるように、自分の行動を改めて行きたいと思います。
最後に
車椅子に乗っている人、それを押す人、見ている人。
それぞれに、様々な種類の感情があります。
登場人物が、そしてあなた自身が、車椅子に対してどんな感情を持っていたでしょうか。
きっと普段は感じないようなものだったのではないかと思います。
そこに気づくことが、夢解釈の第一歩です。
テレビで見たとか、たまたま日中に車椅子の人が印象的だった、などの理由がなく突然現れたシンボルは、必ず意味を持ってあなたの夢に登場しています。
夢があなたに伝えてくれるメッセージを見逃さないようにしましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。