現実ではなかなか機会のない「叫ぶ」という行為。
ストレス発散にもなれば、恐怖で叫び声を挙げることもあるでしょう。
そんな叫ぶ夢には、どのような意味があるのでしょうか。
今回は、怒るような叫び・叫び声で起きる・叫ぼうとするが声が出ない・怖いと感じて叫ぶといったパターン別に解説いたします。
目次
夢のシンボルとしての叫ぶ意味
夢のシンボルとしての叫ぶ意味は、ストレスを表しています。
あなたは何かに対して不満や苛立ちを覚えており、それが積み重なっている状態です。
心に積み重なった疲れやイライラを、夢の中で叫ぶことにより発散しているのでしょう。
しかし、実際にはそれでストレスが発散できている訳ではないため、やがて限界に達すると心に大きな傷が残るかもしれません。
また、強いプレッシャーを感じ、それが不安となって夢に現れています。
かなり危険な状態のため、この夢を見たらストレスが溜まっていると自覚し、早急に対処してください。
それでは、パターン別の夢の意味を解説いたします。
怒るような叫び声を上げる夢の意味
怒るような叫び声を上げる夢の意味は、精神的に追い詰められていることを暗示しています。
特に仕事のプレッシャーや不満によりストレスが溜まっており、何に対しても自分が悪いと思い込んではいないでしょうか。
上司からの理不尽な圧迫や部下からの突き上げなど、あなたの心は休まる暇がありません。
どこにも行き場のないストレスを、夢の中で怒鳴り声として出しているのです。
このまま現状が改善されなければ、やがて精神的な病になる可能性もあります。
「自分は追い詰められている」ことを自覚し、ストレス発散を意識しておこないましょう。
叫び声で起きる夢の意味
自分の叫ぶ声で起きる夢の意味は、あなたのストレスが限界に達したことを示しています。
夢で起きた事柄が現実に反映されることは滅多にありません。
それだけ、あなたが抱えているストレスが膨大で、夢を見続けることさえ出来なくなっているのです。
あなたの精神の糸はすでにほつれ始めており、間も無く切れてしまいます。
心療内科など専門的な場所で自分の悩みを相談しましょう。
叫ぼうとするが声が出ない夢の意味
叫ぼうとするが声が出ない夢の意味は、自分だけでは解決出来ない問題を抱えている暗示です。
あまり周りに頼るということをしないタイプではありませんか?
人に頼ることを恥だと思い、これまでも自分で解決してきたのでしょう。
しかし、現在あなたが抱えている問題は大きく、あなたも潜在意識では解決出来ないことを悟っています。
問題が解決できる内に相談したり、仲間を集めるといったことをしていきましょう。
そうは言っても、人に頼ることって難しいこともありますよね。
頼ったら迷惑になるんじゃないか、自分で解決しなければ意味がない。
私もそんな風に考えてしまうタイプでした。
しかし、人に頼ることは決して悪いことではないと、この本で学ぶことが出来たのです。
自分一人で頑張りすぎている人は、ぜひ読んで見てください。
怖いと感じて叫ぶ夢の意味
怖いと感じて叫ぶ夢の意味は、あなたが現状から逃げ出したいと思っていることを表しています。
ホラー映画やお化け屋敷などで、怖い思いをした時に叫んだり顔を背けるように、現実でトラブルや悩みを抱えていて、それから逃げ出したいと考えているのでしょう。
もしくは、苦手な事に関わりたくないために、事前に逃げようとしています。
どちらにせよ、逃げたところで状況は変わらず、より追い詰められるだけなのです。
ここは後ろに下がるよりも、勇気を振り絞り前に走り抜けた方が案外楽に現状打破出来るはず。
一人で難しければ、信頼できる友人や家族に協力を煽りましょう。
ここで逃げずに成功体験を積む事で、今後のあなたの人生もより楽になるはずです。
叫ぼうとするが声が出ない夢を見た人の体験談
ある音大生の体験談です。
彼は幼い頃からピアノ一筋で、将来はプロのピアニストとして活躍するのが夢でした。
毎日爪が割れるほど練習した成果もあり、なんとか音大に合格。プロへの道を着々と歩みます。
ある日、大きなピアノコンクールに出場が決まった彼は、ワンランク上の曲を弾こうと決意。
これまで以上に厳しい練習の毎日が始まります。
必死に練習する彼でしたが、一部分だけがどうしてもスムーズに弾けず、苦戦を強いられました。
同じ曲を弾くライバルであり友人のAはすでに曲をマスターしていたのもあり、彼はどんどん焦り始めます。
そんなある日、大声で叫ぶ夢を見たそうです。
しかし、その夢の中で彼はいくら叫んでも声が出ず、それが気味悪く思ったため夢の意味を調べます。
夢の意味は、自分だけでは解決出来ない問題を抱えているということでした。
彼はどこかで自覚していたものの、自分に正直になれずに一人でがむしゃらに頑張っていたのです。
自分を認め、勇気を出してAにアドバイスを貰いに行くと、Aは快く教えてくれました。
結果、コンクールではAに破れてしまった彼でしたが、自分で努力しながらも人に頼る大切さを知ることが出来たそうです。
最後に
ここまで、叫ぶ夢の意味を解説しました。
叫ぶ夢はストレスを表しています。
基本的には凶夢であることが多く、精神が非常に危険な状態です。
この夢を見たらすぐに誰か頼れる人に助けてもらったり、心療内科で診断しましょう。
夢からのメッセージを見落とさなければ、きっとすぐに改善できるはずです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。